「空中キャバレー」を観てきました(夫編)。

初めて夫婦ともに同じテーマについて書こうと思います。
いや、書きなぐろうと思います。
松本市民芸術館で公演中の「空中キャバレー」を観てきました。

「空中キャバレー」は、サーカスと演劇と音楽、そして
サーカスが始まる前の夜店や屋台をも再現した、複合アミューズメント施設であり、
ホストは皆、多才なエンターテイナーであります。

何を隠そう、僕の子どもの頃の夢は、
プロ野球選手かサーカスの団員。
ワクワクしないはずがありません。


僕ら観衆は普段は目にすることのない、芸術館の搬入口から入場します。

そこにはお酒も含めた飲み物、子どもたちのクッキー、
可愛らしい小物雑貨などが並びます。
アコーディオン奏者のcobaさんや、女優の秋本奈緒美さん、
芸術館の串田和美館長らが、舞台衣装のまま、モノを売ったり、もてなしたりしています。

トランペットやトロンボーン、アコーディオンに小太鼓が奏でる軽快な音楽に引きつられ、
観衆はステージ兼客席に入ります。
そう、客席だけではなく、ステージに入っても良いのです。

ステージに陣取った僕らのほぼ頭上で繰り広げられる空中ブランコの演技。
ライオン役の俳優は、僕の背中に触れながら舞台に駆けて行きました。

サーカスは子どもの頃から大好きです。
洗練された技、ときに織り交ぜるユーモア。
通常、それは客席から数十メートル離れたところで繰り広げられるのですが、
空中キャバレーは違います。
目と鼻の先でバック宙や逆立ちなどのアクロバチックな演技や
バトンやお手玉などの職人芸が繰り広げられたあと、
その超人的な芸を見せた芸人たちは、一つ出番を終えると、
いち観客である僕らとハイタッチを交わすのです。

ふだん、アンケートなどは押し付けられても避けてしまう僕ですが、
昨日は押し付けられてもいないのに、自らすすんで書きに行き、
「松本市民でよかった!」と書きなぐってきました。

大団円のあと、搬入口(搬出口?)でお見送りする串田館長に、
握手をしながら「感動しました!」と涙目で伝えましたよ、36歳のおじさん。

松本がお近くであれば、是非味わっていただきたい。
ジャンル分けは難しいですが、間違いなく多くの人に感動を与える
珠玉のエンターテイメントです。

しかし、その日、多笑が完全に空中キャバレーに影響され、
片足でバギーボードに乗ったり、コルクの蓋をクルクルと回したがったり、
芸人魂を見せつけようとしていたのには笑いました。

「サーカス団員に入りたい」と言われても、お父ちゃんは反対しないからね。

「空中キャバレー」を観てきました(夫編)。
(夫記)



2013年07月22日 Posted by安斎 at 22:42 │Comments(0)

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