わが家の父の日、母の日。

母の日に、僕はなけなしのお小遣いをはたいて、星野源の『STRANGER』を買い、
妻へのプレゼントとしました。

妻から「自分が聞きたかっただけじゃないの?」と問われまして、
まぁ妻の言い分は半分当たっているのだけれども、
他にも聞きたいアルバムは多々あるなか、
夫婦そろって聞きたいと思っているであろうものをセレクトしたのだと伝えました。

それを聞いた妻は
「では、今後、夫婦間のプレゼントの折は、
 こたびのような作法にのっとろうではないか」と提案してきました。
僕と妻の好きな音楽は概ね似通っているので、僕はその提案を受け入れました。
「オ祝イノ日ニハ 夫婦一緒ニ 聞キタイCDヲ 買ツテ来ル」という
安斎家の憲法第一条が可決されました。

それから2週間ほど経った、父の日はまだ翌週という、ある平日。
帰宅してみると、アマゾンからハナレグミの『だれそかれそ』が届いていました。
聞けば父の日のプレゼントであるとのこと。
しかし、帰宅時には既に封が開けられ、12曲目がナウプレイイング。
「あ、1曲目から聞いていいよー」という一言から、
明らかに妻が何度目かの再生を味わっていることが分かります。

わが家の父の日、母の日。

うーむ、妻よ。
せめて、父の日に届くようにして、
初めて一緒に聞くというシチュエーションを楽しんではくれまいか。
それこそ、自分が聞きたかっただけじゃないのでしょうか。

(夫記)



2013年06月18日 Posted by安斎 at 00:20 │Comments(0)

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