多笑、直太朗へ
君たちは、この一年でとても逞しくなったね。
土や草や虫など自然と遊ぶようになった。
野山を駆け回るようになった。
身体の動かし方もきれいになった。
みんな山の子保育園で身につけたことだね。
お父ちゃんは山の子の大人たちに感謝しているんだ。
そして、たった一年でまた引っ越さなければならないこと、本当に申し訳なく思う。
でも、たった一年だったけれど、
ここで過ごした時間は、これからの人生にとても大きなものを与えてくれるよ。
山の子を離れても、自然とたわむれよう、野山を駆け回ろう。
今度はお父ちゃんが相手だ。
(夫記)